江戸時代の西成区は、畑場八カ村と呼ばれた地域に属し、大坂三郷へのそ菜供給地として発展しました。また、区の東部を通る旧紀州街道(住吉街道)は、16世紀ごろから堺の発展 とともに拓けたもので、大阪市顕彰史跡・天下茶屋跡などの旧跡が残っています。
 現在は、国道26号・43号・大阪臨海線などの幹線道路、地下鉄・JR・私鉄が通る交通至便の地であり、人口密度は極めて高いが、商工業のまち、庶民的なまちとして発展してきたことから、今なお人情豊かな下町の風情が残っています。また、NHKふたりっ子でロケの中心となっていた町です。

中央区(旧南区)  浪速区  西成区


   

●てんのじ村記念碑
 てんのうじ村は現在、阪神高速松原線工事に際し取り壊されましたが、かつての芸人村を偲ぶために石碑が建てられています。
 難波利三さんの小説で有名になった「てんのじ村」は、架空の場所ではなく、戦前から戦後にかけて山王1丁目から3丁目辺りには、多くの漫才師などの演芸陣や興行師などが集まり居住していました。
 特に戦災を免れたために一時は関西の芸能人の大半が集まり、洒落めかして自ら天王寺(てんのうじ)村と呼んでいた。ここにあった長屋から飛び立って、全国的な人気者になった芸人さんも数多い。題字は、漫才の父、秋田實氏の手になるものです。

   

●天下茶屋跡
 天下茶屋は豊臣秀吉が堺や住吉への途中立ち寄り、茶の湯を楽しんたところで、その名も殿下茶屋がなまったものという。この茶屋には名水のほまれ高い泉があり、秀吉はこれに「恵の水」と名づけた。その跡は芽木(めぎ)家とともに邸内に保存されていたが、戦災で焼失しました。

 

 

 

 

中央区(旧南区)  浪速区  西成区

   
Copyright(c) 2003
All rights reserved by Osaka Tochikaoku Chosa-shi Minami Shibu